- AIで記事を書けるって聞いたけど、どのソフトがいいの?
- 実際にAIをつかって、どうやって記事を作成すればいいの?
- というか、ぶっちゃけAIが考えた文章ってどうなのよ?!
今回はこのような方に向けた記事です。
どうもこんにちは、ひびきです。
2022年のTwitter界隈では、「AI」がひとつのトピックになりました。その発端は「AI vs イラストレーター」です。
生活に必要な単純労働をAIにすべてやらせて、人間はお絵描きしたり音楽を作ったり、クリエイティブな事をして優雅に暮らすのが、AIの発達した素晴らしい未来という話だったのに、実際の現代は、きつくて安い単純労働を人間がこなして、AIはものすごく優雅に上手にお絵描きしてるの、ディストピアすぎる
— ひきこうもり (@Hikikomori_) August 3, 2022
なんとなんと、その波はブロガーやWebライターにも迫ってきています。
»AIによって書かれたブログが数万人を騙し、ブログランキング1位に(外部記事)
- 果たして人間ブロガーはAIブロガーに打ち勝てるのか?
- はたまた無惨にも敗れ去るのか?
ということでAIで記事を2本作成したので、その所感や方法をまとめてみました。
結論からいうと、ぼくは文章で食べてる人に「AIの方がわかりやすいじゃんw」といわれた口です。敗れました。
AI:ChatGPTでブログ書いてみた

ぼくがつかったAIソフトは「ChatGPT」です。なんと無料で使い放題。英語でいろいろ書かれてますが、入力と書き出しは日本語対応してます。
ちなみにCatchyというソフトもありますが、そちらは利用に制限があるうえに1,000文字までしか生成できないので、パスしました。
AIをつかった記事がこちら
まずはAIを使った記事がどんなものなのか、見てもらうほうが早いです。
それぞれの記事は前半と後半パートの二部構成で、前半パートでAIをつかいました。
厳密にいえばAIで自動生成したあとに、自分のブログ風に書き直したり色々と修飾しています。
AIは本当に便利で、たとえば「Webライターについて教えて!」とお願いすると
Webライターとは、Web上に掲載されるコンテンツを書く仕事を指します。Webライターは、さまざまなタイプのコンテンツを書くことができます。例えば、ブログ記事、ニュース記事、企業のサイトのコンテンツ、広告コピーなどがあります。
という文章を秒でつくってくれます。
「文章を書くのは人間にしかできないクリエイティブな仕事」と思っていたわけですが、もうそういう世界ではないですね。
使ってみた感想と他人の意見
1作目「AIがWebライターの仕事を奪うって本当?おすすめAIツールも紹介」はブロガーのマナブさんから、「なんと!拝見したのですが、かなり自然なレベルですね!」と褒めてもらえました!
もうランランランの極みです。
そして自信をもった2作目「Webライターはオワコン?やめた人の理由から伸びる人を考えてみた」を、Kindle本7冊も出してるおねんねさんに見てもらったところ「ひびきさんが書いた記事より、AIの方がわかりやすいw」と。
なんなんですかね。北斗百裂拳くらって、死亡宣告された気分。
そんな感じでさすがのAIですが、それでもなおネックに感じることがありました。それは「AIだけで丸々一記事をつくるのはむずかしい」ということです。
理由は「伝えたいことや構成の展開には、ブロガーの個性がでるから」です。
こだわりや、「ひびきさんの記事だから読みたい!」と思われる根源ともいえますね。
だからそれがなくなると、量産されたAI記事に勝てなくなります。
というのも質問の解像度によって、AIの解像度も変わるんですよね。たとえば「才能と努力はどちらが大切ですか?」という質問に対して、AIの回答がこちら。

両方とも重要です。才能を持っている人も、努力を惜しまず、常に成長し続けることが大切です。また、才能に恵まれていない人も、努力を惜しまず、常に成長し続けることで、自分自身を高めることができます。
ん〜、この野郎!なんとも当たり障りのない内容!!
だから人間が構成を練り、具体的な質問をAIに投げかけないとです。
まったくの初心者だったり、情報をまとめるだけの記事なら、AIだけで丸々1本つくれますが、考察系や追体験をうながしたい記事だと不向きかもしれません。
AIの役割を定義してみた
AIはブロガーにとって、話し相手の役割なのかなーと思います。
ブログの書き方は
- 読者のニーズに答える
- 読者と会話するように書く
- 反対意見に対する考えを書く
のように、画面の向こうにいるだろう顔も声もわからない読者を思い浮かべながら書くことがいいとされています。
でも頭の中にいる見えない読者を、1人で何役もこなしながら記事作成は疲れますよね。その読者の役割をAIが果たしてくれる感じです。
AIを話し相手にすれば
- 記事をよりリアルで分かりやすく
- マンガのようにストーリーに展開をつけ
- 読者に感情移入してもらいやすい記事
をつくることができます。しかも執筆時間を短くしたうえで、です。
AIから悩みや質問を拾い上げ、それに対する回答を人間が追加するという使い方をすればスーパー捗りますね。
ぼくがAIに負けた理由
ここまで読んでもらうと「なぜぼくはAIに負けたのか」と気になる人がいると思います。
だれよりもぼくが一番気になってます。死亡宣告されてますし。
考えるにその理由は単純で、「ライティングスキル」です。今回ぼくがしたAIライティングの流れは下記のとおり。
- ぼくが記事構成を考える
- 目次に合わせた質問をAIにする
- AIが文章をつくる
- AIの文章を、ぼくが手直しする
繰り返しになりますが、AIから満足いく回答をもらうには、指示をだす人にはある程度記事の完成系のイメージが必要です。
ということはここまではOK。そして
- 構成を文章に落とし込み、わかりやすく伝えるスキル
が問題であることがわかります。
具体的には話の前提をスッ飛ばしてしまったり、主語が抜けていて話の展開が???になったりです。
ポジティブに捉えればAIが書いた文章から分かりやすい文章を学びとるチャンスを手に入れたともいえますね。AI先生ありがとう。
AIをつかったブログ作成方法

後半パートでは、AIソフト「ChatGPT」をつかったブログ記事のつくり方を解説します。
とはいえ割と簡単なのでサクッといきます。
記事構成を考える
まずは記事構成を考えます。本記事だとこんな感じ

これまで読者のみなさんが、ブログを書いてきたとおりです。
自分の意見をAIに聞く
本記事の見出し「ぼくがAIに負けた理由」を例に出します。
ぼくは下記のとおり質問しました。
ブログを書くときは「読者と会話するような気持ちで」といわれます。
読者の代わりにAIと会話を行って、その内容を肉付けすることが現在できる有益な方法かなと思いまます。どう思いますか?
AI先生の返事はというと
AIをつかってブログ記事を作成する際にも、読者との会話を意識した記事を作成することができると思われます。
それは、記事をよりリアルで分かりやすく、親しみやすくするためです。また、読者が自分と同じように感じてもらえるような表現や、自分が伝えたいことをよりわかりやすく伝えるためでもあります。
例えばAIをつかって質問や疑問を生成し、それに対する回答や解説を人間が追加するといった使い方ができます。また、AIをつかって自然な会話文を生成し、人間がそれを参考にして記事を作成することもできます。
「なるほどなるほど。ぼくの考えはまちがってなさそうだな。AIの使い方例もあるし、話の結論はこれにしよう」となるわけです。
書き直しはいりますが、とはいえ文章を一からつくることを考えればすごくラクです。
さらにAI先生は「AIは人間とおなじように間違うことがあるので、人間が確認してから記事を公開するようにしましょう」と注意もしてくれました。
ぼくはその上で「AIの方がわかりやすい」といわれたんですけどねw
生成された文章を装飾する
あとはあなた好みに文章を書き直したり、装飾したりして、これまで書いてきたブログ記事との統一性を出していきます。
ということで今回は「AIをつかったブログ記事の作成について」でした。
✔︎AIから人間が学ぶ
長くなってきので、最後にひとつだけ。
「AIに仕事奪われる!」と叫んでも仕方ないですね。その考えになるのは、人間の計算能力がExcelに勝てると信じ込んでるようなものかなと。でも人間はExcelに頼りつつ、それを生かして色々なものを作り出してますね。そんな感じで、どうやったらAIをうまく使えるか考えた方がよっぽど人生ラクになる😌
— ひびき🍀オーロラ見たくてwebライターになりました (@hibikism005) December 30, 2022
世間ではAIの進化で、ブロガーやライターなど書き手の仕事がなくなると言われてます。割と本当です。
「やってられねーよ!!!」という気持ち、すごくすごーくわかります。
でも考えを変えると、「身近に先生を従えつつ、ブログを書ける環境」ともいえます。
「AIに負けてしまう!」なんて重苦しい鎧は脱ぎ捨てて、あらためてAIとの付き合い方を考えると新しい道が見えてくるかもですね。
それでは٩( ᐛ )و