- オーロラ見に行くときに、キレイな写真を撮りたい!
- でも夜に撮影するのって操作がむずかしそう...
- 初心者のぼくに、わかりやすく手順を教えて!
今回はこのような方に向けた記事です。
どうもこんにちは、ひびきです。
「オーロラを見に行く」を夢見て、ブログしたりWebライターしたり英語学習してます。
で、その夢が実現したときに向けて「一眼レフ」も買いました。
ソロ活の相棒「Canon EOS kiss X5」を買っちゃいました✨
— ひびき🍀オーロラ見たくてwebライターになりました (@hibikism005) September 27, 2022
型は古いですが、安く買えたし、まずはこれでカメラのおもしろさを感じられたらそれでよしです。そうだ、旅に出かけよう🥰 pic.twitter.com/Qir7fZOKES
とはいえ一眼レフの操作はハッキリいってむずかしいです。
きっとぼくとおなじように、オーロラ撮影どうすればいいんだろう?と思ってる人は多いはず。
そこで本記事では
- オーロラ撮影に必要な一眼レフの設定
- オーロラにピントを合わせる方法
についてまとめました。
オーロラ撮影のカメラ設定
くわしい機能の説明はあとでしますが、オーロラ撮影には3つの機能が必要です。
- ISO感度
- シャッタースピード
- レンズの明るさ(F値)
オーロラ撮影は、日中にポージングした人を撮る撮影とちがって
- 暗闇にある、光りながら揺れ動くものを撮影する
という特徴があります。
動くものを撮影するとき、「シャッタースピードを速める」とブレをなくせます。
でも暗闇では光が足りないので、光をあつめるために「シャッタースピードを遅くする」必要もあります。
この矛盾を整えるために、上記3つの機能をつかいます。ようは
- ISO感度・シャッタースピード・レンズの明るさ(F値)を調整して
- ブレを防ぎつつ、十分な光を取り込むようにしよう!
ということですね。
ISO感度
ISO感度とは「カメラが光を受け取れる能力」です。
- 低いISO感度 → 光をすこしだけ受け取る
- 高いISO感度 → 光をたくさん受け取る
たとえば夜ならISO感度を高くしないといけません。
そうすることでカメラがたくさんの光を受け取れ、暗くても鮮明な夜景を撮影できます。
とはいえISO感度が高いとノイズが発生しやすくなります。画質が悪くなるわけですね。
カメラの性能としては
- ISO感度を1600~6400に設定できる
もので、オーロラ撮影はとりあえず
- ISO感度1600
から試して、すこしずつISO感度を上げてみましょう。
シャッタースピード
オーロラ撮影の目安は「10秒」です。
で、これでもシャッタースピードが早くて光を十分に取り込めなかったら、ボヤッとしたオーロラになります。
こういうときは
- ISO感度をあげる
- シャッタースピードを遅くする
のどちらかで調整します。
シャッタースピードが遅いというのは、光を何度も重ね塗りする感じで、日常だとこんな写真を撮れます。
ちなみに「シャッタースピードが遅い=ブレやすい」なので、三脚は必須です。
レンズの明るさ(F値)
一眼レフカメラのF値は、レンズの明るさを調整する設定です。
- F値が小さい(大口径) → 明るい
- F値が大きい(小口径) → 暗い
オーロラを撮影するときは「レンズの明るさ(F値)は小さい」ほうがいいので、一番小さい数字(開放値)にしときましょう。
とはいえそうするとピント合わせがむずかしくなるというデメリットがあるのですが、その点は後半パートでくわしく説明します。
あと、広角レンズのほうがレンズに入ってくる光量が増えるので、オーロラ撮影には有利ですね。
おすすめレンズ
- レンズの明るさ(F値)がF2.8より小さい
- 35mm換算で20mm以上の広角レンズ
オーロラ撮影の設定目安
オーロラ撮影の初期設定はこんな感じ。
- ISO感度 → 1600
- シャッタースピード → 10秒
- レンズの明るさ(F値) → 一番小さい数字
あとはそのときのオーロラの明るさや見え方によって、調整していきましょう。
✔︎ノイズリダクション
ノイズリダクション機能をオフにして、撮影するといいです。
ノイズリダクションとは、画質を高く仕上げてくれるカメラの調整機能のことです。
この機能はシャッタースピードとおなじ時間だけかかります。もしシャッタースピードが遅ければ、この処理にも時間がかかるということですね。
ノイズリダクションをオンにしておくと、撮影できる頻度が少なくなってしまいます。
オーロラにピントを合わせる方法
前半パートではオーロラ撮影するとき必要な、カメラ設定について解説しました。
上記のようなマニュアルモードで撮影するときには、ピント合わせも手動でしたほうがいいです。
自動だと暗闇のせいでカメラがなににピントを合わせるべきか迷いますしね。
ということで後半パートではピント合わせの方法について解説します。
MFにすると、カメラがピントを自動調整する機能をストップできます。
方法①:夜にライブビュー機能をつかう
ライブビュー機能があるとピント合わせが便利です。
ライブビュー機能とは、カメラの液晶モニターを見ながら撮影できる機能のことです。
この機能をつかうことでピント合わせがしやすくなります。
- フォーカスリングを回して明るい星にざっくりとピントを合わせる
- その星を拡大する
- 再度フォーカスリングを回してピントを合わせる
調整がおわれば、フォーカスリングにマスキングテープを貼っておきましょう。
ピントがズレるのを防げます。
方法②:昼に「無限遠」でピント合わせ
無限遠とはもっとも遠くにピントがあった状態のことです。
ライブビュー機能は
- 夜に
- 星空をつかって
ピントを合わせる必要がありました。夜は寒いし、ちょっと手間です。
でも無限遠はちがいます。
- 日中に室内からでも
- 遠くの風景を利用して
オートフォーカスでピントを合わせれます。方法は下記のとおり
- AFにする
- 遠くのものに自動でピントを合わせる
- そのままMFに切り替える
この方法でもマスキングテープで、無限遠の位置がずれないようにしておくのがミソ。
あると便利なグッズ
- 手袋
- 三脚・レリーズ
- 予備バッテリー
冬にオーロラ撮影するときは、マイナス20度とかマイナス30度の世界です。その寒さで金属類を素手でさわると、皮ふがくっつきます。強引に剥がすと皮ふが剥けます。
ということで5本指の手袋が必須。
三脚とレリーズは手ブレを防ぐために必要。
レリーズとはカメラのシャッターをつかわずに、シャッターを切れるアイテムのことで、「有線タイプ」と「ワイヤレスタイプ」があります。
参考になるサイトがあったので、貼っておきます。
»レリーズのおすすめ15選。リモート撮影を実現する便利アイテム(外部リンク)
予備バッテリーは必ず持っていきましょう。
というのも極寒地では、寒さのせいでバッテリーの消耗が激しいから。
事前練習は必須
当たり前の話ですが、事前に夜のカメラ撮影を練習してたほうが良いです。
- 暗い場所
- 慣れないカメラ設定
- マイナス20〜30度の世界
こんなにも不慣れな環境だと、ちょっとしたことで頭が混乱してオーロラ撮影に集中できなくなります。
こんど瀬戸内海に浮かぶ小豆島という島まで、一眼レフの旅に出かけます。一眼レフ買ってみたものの、まったくスキルアップしてないので特訓ですね。一緒に行くのは背を低くした小栗旬似の友だち。服装はアラブの石油王な感じです。なんともリッチな冒険になりそうで、いまから楽しみ。
— ひびき🍀オーロラ見たくてwebライターになりました (@hibikism005) January 2, 2023
ちなみに「冬のオーロラ旅行に必要な服装や持ち物」についても知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
»オーロラが見える地域は札幌より3倍寒い【鑑賞時の服装と持ち物】
というわけで、今回の記事はおわりです。
ほいじゃあね٩( ᐛ )و