【初心者Webライター向け】クライアントの心を掴む提案文の書き方

せっかく提案文を送っても採用されず、「Webライターに向いてないのかな...」と落ち込んだことはありませんか？

でも安心してください。

不採用になる理由は、あなたのスキルや能力の問題ではなく、提案文の書き方です。

記事の後半では、クライアントの意見を反映させた提案文のブラッシュアップ法も紹介。

本記事を読めばWebライター初心者でも採用率がアップし、成功体験を積めるようになりますよ。

そもそも提案文とは？

提案文とは、Webライターがクライアントに送る応募メッセージのこと。

Webライターはクライアントに直接会ってアピールができないため、提案文ひとつで採用の合否が決まります。

そのため提案文は細心の注意を払って、書き上げないといけません。

採用されるWebライターの提案文の例文

以下は、金融・投資ジャンルへの案件を想定した例文です。

採用されるWebライターの提案文の書き方

本章では採用される提案文の例文をもとに、提案文の書き方を解説します。

簡単な自己紹介

提案文の冒頭は必ず読まれる場所です。

要点をおさえ、あなたに興味を持ってもらいましょう。

特に応募条件を満たしていることを示すのはとても大切です。

というのもクライアントは応募条件を設け、足切りできる工夫をしてることがあるから。

たとえばこんな感じ。

応募条件がなければ、案件に関するプチ自己PRをすればOK。

応募動機

2つ目の構成要素は応募動機です。

案件への熱い想いを書けば、採用率はググッと上がります。

なぜなら「途中で仕事を投げ出さないだろう」と、クライアントに安心感を抱いてもらえるから。

経歴・保有資格

3つ目は経歴・保有資格です。

応募動機で示した内容に関連するものを書いていきます。

経歴・資格があるほど一次情報を担保できるので、文末にその旨を添えるとGood。

もし「趣味＝募集案件のジャンル」なら、下記の文章はどうでしょう。

実績やサンプル記事の提示

あなたのライティングスキルを判断してもらうために、ポートフォリオを提出します。

もしブログ運営をしているなら、検索順位やPVも書き添えると信頼度がアップします。

過去の実績がなければ、Googleドキュメントでサンプル記事をつくればOK。

【Webライター必読】Googleドキュメントの使い方と記事作成

あなたのスキル・貢献できること

「あなたのスキル・貢献できること＝クライアントの旨み」になります。

言い換えると、あなたの業務範囲です。

業務範囲が広いほど、「役立つWebライターだ」と思ってもらえますよ。

ちなみに記事構成・SEOライティング・セールスライティングはこちらの記事で学習してみてください。

【初心者Webライター向け】読者ニーズに応える構成案のつくり方

【Webライター向け】SEOライティング6つの手順と7つのコツ

セールスライティングの型と書き方【ChatGPT学習法も紹介】

対応可能な記事数・時間帯

対応可能な時間帯を示せば円滑なコミュニケーションができ、クライアントは安心感を抱きやすくなります。

一方的なスケジューリングは嫌がられます。

クライアントの希望に添えられることも併記して、イメージアップを狙いましょう。

締めのあいさつ

提案文の最後は、締めのあいさつです。

案件に対する前向きな姿勢を示し、採用を手繰り寄せましょう。

クライアントがWebライターを採用するにあたり、一番心配しているのは「途中で仕事を投げ出さないか？」ということです。

そこで「長期的な取引がしたい」旨を文章に添え、誠実さをアピールしましょう。

Webライターに知識・経験・実績がないときの対処法

安心してください。

知識・経験・実績は別のアピール方法で補えます。

文字単価を割り引く

経験や実績の不足は、文字単価の割引でチャラにできます。

あるいはテストライティングとして引き受け、2本目以降の受注につなげる方法でも良いですね。

このようにお得感を示す売り込みもあるので、トライしてみてくださいね。

初心者Webライター必見！テストライティング合格に向けた攻略法

ライティングスキルの切り口を変える

2つ目の方法は、「ライティングスキルの切り口を変える」です。

このように経験や実績がなくとも、あなたのアイディアとスキルをアピールすれば、信頼を得ることができます。

構成のつくり方と読者ニーズを調べる方法は、こちらの記事を参考にしてください。

【初心者Webライター向け】読者ニーズに応える構成案のつくり方

Webライターが提案文を書くときの注意ポイント

これまで紹介した方法で提案文をつくれたら、下記の内容に該当しないかチェックをしましょう。

減点ポイントをなくすことで、クライアントがあなたを採用する判断を揺るぎないものにできます。

実績を盛らない

当たり前ですが、実績を過大に盛るのはやめましょう。

受注しやすくなるでしょうが、あなたの成果物に満足できなかったときに評価を悪くつけられる可能性があります。

正直さと信頼は、クライアントと長期的な関係を築く大切な要素です。

もし現状の実績に不安があるなら、前述した方法でアプローチしてみてください。

誤字脱字をなくす

Webライターにとって文章は商売道具です。

提案文を送る前に、誤字脱字チェックを忘れないようにしてください。

校正ツールは無料で使える「Enno」がオススメ。

理由付きで修正案を教えてくれるので、文章の質向上にも役立ちますよ。

初心者と名乗らない

不安な気持ちは分かりますが、自分で自分の評価を下げることは避けるべきです。

上記の言葉を使うとクライアントの不安を煽り、せっかくの採用チャンスを逃します。

もし実力不足が否めないなら、謙虚さを書く代わりに、Webライターとしての学習意欲を示すようにしましょう。

提案文を使い回さない

提案文は使い回しをせず、案件に合わせた内容をつくってください。

使い回せるような提案文はクライアントの目に留まりませんし、そもそも応募条件をムシした内容だと反感を買ってしまいます。

【苦言です】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
クライアントの求める内容を提案しないと、
その提案は何通送っても0と同じです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先日クラウドソーシングでお仕事を依頼して、
正直とてもイラッとしたので、苦言を呈します。

あなたの提案文、…

— ちあき@セールスライター (@qianming_hptw) June 20, 2023

赤枠は案件ごとに書き直し、青枠はコピペでも支障ない項目です。

読みやすい文章にする

正しい日本語を書けても、視覚的に読みづらければ評価が半減します。

「読みやすい文章＝リズム感がある文章」です。

そのために上記の方法を使い、文章に抑揚をつけるのがオススメ。

細かな秘策はもっとあるので、気になる方はこちらの記事をどうぞ。

【読まれるWebライティング】文章にリズムをつくる13のコツ

案件に関する情報だけ書く

提案文には案件に関係する情報だけを書くようにしましょう。

なぜなら脈絡のない文章は、あなたが本当に伝えたいことを隠してしまうからです。

反対に、本題と関係のあることを論理的に話されると聞き入ってしまいます。

クライアントの関心を引くために、あれもこれもと情報を詰め込むのはやめましょう。

プロフィールを充実させる

これは補足的な内容ですが、プロフィールを充実させることも忘れないでください。

というのもクライアントは「提案文→プロフィール」の順に読み、どのWebライターを採用するかを決めるから。

そのため提案文がどれだけ素晴らしくても、プロフィールが雑だと台無しになります。

充実したプロフィールで、仕事に対する意気込みをクライアントにアピールしましょう。

例文つきWebライタープロフィールの書き方【実績なし・未経験OK】

初心者Webライターは最低でも10件以上の提案文を送ろう

初心者Webライターは最低でも10件は応募したいところ。

なぜなら本記事を読んで魅力的な提案文ができたとはいえ、他のWebライターも同じように提案文に力を入れているからです。

「いくつも受注できたら時間的に困る...」という悩みは、受かってから。

まずは行動で実績づくりです。

Webライターが提案文をブラッシュアップする方法

「渾身の提案文ができた！」とはいえ、それはあなた目線であって、クライアントがどのような印象を持つかは分かりませんよね。

そこでクライアント目線で提案文をつくる方法を紹介します。

それは「合格した案件で、クライアントに採用理由を聞く」です。

アドバイスをもらえたら、すぐに提案文に反映させましょう。

もし仕事の内容について高評価をもらえたら、その内容はこちらに書き加えると信頼性が高い提案文になります。

提案文のテンプレート【パクリOK】

ということで提案文のテンプレートを用意しました。

「◯◯」「〜〜〜」「XX」にあなたの情報を当てはめるだけで完成します。

できあがったら、気になる案件に早速送ってみましょう。

以前よりも採用率が上がっていることにきっとビックリしますよ。

まとめ：魅力的な提案文でクライアントの心を掴もう

本記事では初心者Webライター向けに提案文の書き方について解説してきました。

ポイントは案件に対する想いや成長意欲をアピールすること。

そして案件を受注できたら採用理由を聞き、その内容を提案文に反映させましょう。

そうすることで競合に負けない、ステキな提案文が完成していきます。

もしテストライティングから始める案件の場合は、こちらの記事を参考にしてくださいね。

初心者Webライター必見！テストライティング合格に向けた攻略法