この記事で解決できること
- 何が良い構成案がさっぱり分からない...
- 記事を何度も書き直すから時間がかかってしまう...
- がんばって書いてるのに満足のいく記事を書けない...
Webライターにとって記事の構成づくりは、良質な記事をつくるための大切なキーです。
とはいえ構成をつくる力は一朝一夕に身につくものではありません。
そこで本記事では、現役Webライターのぼくが行っている具体的な方法をまとめました。
本記事の内容
- 読者ニーズを満たす構成のつくり方
- 記事構成をつくるときに失敗しがちなこと
本記事を読めば効率的に構成がつくれるので、時給単価をあげつつ、プライベートとの両立もできるようになりますよ。
Webライターが記事構成をつくる方法は3ステップ
そもそも良い記事構成とは、読者の悩みを解決でき、SEO的にも強いものです。
そのような記事は、下記ステップを踏むと簡単につくれます。
記事構成の3ステップ
- キーワードから読者ニーズを設定する
- 競合記事を分析する
- PREP法で構成をつくる
また構成づくりには3つの目的があります。
- 論理的な記事をつくれる
- 読者に記事のコンセプトを伝える目次づくり
- クライアントにWebライターとしての実力を示せる
このように記事の構成づくりは、Webライター・クライアント・読者の「三方よし」を実現するために大切です。
ステップ1:キーワードから読者ニーズを設定する
最初のステップは読者ニーズの設定です。
Point
- 読者ニーズを満たす記事=読まれる記事
読者ニーズには2種類あります!
2つのニーズを満たさないと、読者・クライアントの期待に120%応えられません。
本チャプターでは下記内容を紹介します。
本チャプターの内容
- 2種類の読者ニーズについて
- 「顕在」ニーズを設定する方法
- 「潜在」ニーズを設定する方法
読者ニーズには2種類ある
読者ニーズについて
- 顕在ニーズ → 読者が自覚しているニーズ
- 潜在ニーズ → 読者が自覚していないニーズ
顕在ニーズだけで良くない?
ぼくも昔そう思ってたけど、実はダメなんだよ!
なぜなら記事内での役割がそれぞれ違うから。
各ニーズの役割
- 顕在ニーズ → 記事にアクセスするきっかけ
- 潜在ニース → 読者に行動を起こさせるきっかけ
クライアントがWebライターに仕事を依頼する目的は、記事内で紹介している商品やサービスを購入してもらうためです。
そのためには「アクセス数UP→読者の行動」の流れが必要なので、顕在と潜在2つのニーズを調べないといけません。
顕在ニーズをキーワードから考える
顕在ニーズは、クライアントから提示されたキーワードをもとに考えます。
Point
- 読者は知りたいことをキーワードとしてググるため、「キーワード=顕在ニーズ」になる!
たとえば本記事はキーワードを「Webライター 構成」で設定しているので、顕在ニーズはこのようになります。
Webライターが記事構成をつくるときの方法を知りたい!
このようにキーワードは読者が求めている情報や悩みごとを直接反映しています。
自分でキーワードを調べるときはラッコキーワードがおすすめ!
潜在ニーズをキーワードから調べる
潜在ニーズを設定する方法
- Twitterでリサーチ
- Yahoo!知恵袋でリサーチ
TwitterとYahoo!知恵袋でリサーチする理由は、投稿者の「本音」を知れるからです。
「世の中に貢献したい!」みたいな建前は口に出せますが、本音は口に出しづらいもの。
そういう本音を調べるには匿名性の高いプラットフォームが一番です。
もしあなたが読者と同じ悩みを抱えていた経験があるなら、「過去のあなた」を掘り下げる方法もあります!
ちなみに本記事の潜在ニーズは、過去のぼくが抱えていた悩みにしました。
- 構成づくりが上手くなって、高単価案件をゲットしたい
- 効率よく構成をつくって、プライベート時間を充実させたい
ステップ2:競合記事を分析する
つぎは「競合記事の分析」です。
分析の目的
- 読者ニーズがズレてないかを再確認する
- 記事に必要なトピックを抽出する
- 情報を収集する
いくつ分析したらいい?
上位10記事が一般的だね!
めっちゃ時間かかるじゃん!
なので、ぼくは下記のようにしてます。
- 気になる3記事 → すべて読む
- のこり7記事 → 目次だけ調べてトピックの不足を補う
読者ニーズを再確認する
まず各記事の読者ニーズを確認しましょう。
特に潜在ニーズのチェックが大切です!
あなたが考えていた潜在ニーズが的外れだと、読者に行動を促すことができません。
他記事のそれとズレがあれば、修正しましょう。
記事に必要なトピックを抽出する
「トピックの抽出=競合の記事構成の分析」です。
競合記事の構成を分析することで
何を書いたらいいか分からない!
という悩みを吹き飛ばせます。
ラッコツールズを使うと一瞬で抽出できるのでオススメ。
他記事の見出しを調べれば、網羅的な構成がつくれます。
関連するトピックを見つける方法
競合記事の構成を調べれば網羅的な構成をつくれますが、差別化しづらいデメリットがあります。
そこでオススメしたいのがGetKeyWord。
GetKeyWordで分かること
- サジェストキーワード
- 再検索ワード
- 質問や知りたいこと
- 同時に検索ヒットするワード
無料で使えます!
たとえば「質問や知りたい事」の項目で出てくるものは、「よくある質問」の記事構成で使えますね。
使い方はこちらの動画をどうぞ。
ステップ3:PREP法で記事構成をつくる
最後のステップでは実際に記事の骨組みをつくっていきます。
Point
- 記事構成はPREP(プレップ)法でつくろう!
PREP法って執筆のときに使うものじゃなかったっけ?
そもそもPREP法は論理的で説得力のある文章を書ける手法のことですが、構成づくりでも応用できます。
- Point → 始めの見出し
- Reason&Example →各見出し
- Point → 終わりの見出し
始めの見出しに読者ニーズへの回答を書く
冒頭に結論を書くメリット
- 離脱率を下げる
- その後の展開で脱線しづらい
始めの見出しには読者の悩みに対する回答を書いて、関心を引きつけましょう。
というのも読者は悩みを解決するために記事を読むので、冒頭にそれがなければ離脱してしまうから。
また、記事のタイトルには読者の利益になることを書くのが定石です。
「読者の利益=悩みの解決策」なので、最初の見出しづくりはタイトルづくりにもなります。
-
【Webライター必見】読者の心を掴むタイトルのつけ方8つと注意点
要点が分かりやすい見出しにする
各見出しには結論に対する理由や事例を書いていきます。
見出しのタイトルづけで大切なのは、要点をおさえた簡潔なタイトルにすることです。
なぜなら読者はスキマ時間など限られた時間のなかで記事を読むから。
分かりやすい見出しは、情報の整理や理解をサポートしてくれる!
没入感UP、離脱率の低下にも繋がりますね!
まとめに潜在ニーズをもってくる
まとめでは潜在ニーズについて取り上げつつ、再度始めの見出しで示した解決策について書きます。
潜在ニーズは読者がもつ理想の将来像や願いなので、行動意欲に繋がりやすい!
締めがよければ読後感が良くなります!
下記はこれまでの内容を踏まえてつくった、本記事の構成案です。
記事構成をつくるときに失敗しがちなこと
構成づくりで失敗しがちなこと
- 自分が伝えたいことを書いてる
- 1記事にすべてを詰め込もうとする
- キーワードを無理やり見出しに入れてる
それぞれ解説します。
自分が伝えたいことを書いてる
読者ニーズを優先し、自分が伝えたいことを優先しないことが重要です。
執筆者として、あなたなりの考えを伝えたい気持ちが出るのはすごく理解できます。
でも残念ながら読者はWebライターの主張を求めていません。もし自分の意見を書きたいときは、下記ポイントを実践しましょう。
Point
- 自分の考えを伝えたいときは、解決策を実践した体験談など一次情報にする
書き手の主張や日記にならず、かつSEO的にも有利な記事になります!
1記事にすべてを詰め込もうとする
関連トピックだからといって、情報を詰め込みすぎるのもよくある失敗例です。
情報がありすぎると、話が複雑になり読者が混乱します。
1記事=1課題!記事の焦点を絞ることで、読者の理解を深められる!
入りきらなかったトピックはどうしたらいい?
別記事として書き上げるといいよ!
別に書いた記事を関連記事として紹介すれば、話が脱線せずに済みます。
クライアントに別案件として提案してみましょう。
キーワードを無理やり見出しに入れてる
キーワードを強引に見出しに組み込むことは避け、読みやすさと自然な流れを重視しましょう。
H3やH4のような末端の見出しまでキーワードを入れると、目次で見たときに不自然さがあります。
記事構成をつくると収入もプライベート時間も増える
構成を上手につくれたら、どんなメリットがあるの?
文字単価が高い案件を契約できたり、プライベート時間が増えるよ!
効率的な構成づくりは、Webライターとしての成功に繋がります。
なぜならクライアントからの依頼に多く応えられるうえに、執筆時間を短縮できるから。
高単価案件にチャレンジできる
記事構成ができると、より単価の高い案件にチャレンジできます。
その理由は初心者向け案件では構成をクライアントがすでにつくっていて、Webライターはただ執筆するだけだからです。
逆をいえば構成づくりもしないといけない案件は、文字単価が高くなります。
Point
- 構成をつくれない → 初心者。単価低くなりがち
- 構成をつくれる → 脱初心者!単価UPしやすい
良い構成はクライアントから信頼を得やすく、継続依頼にも繋がります!
時間を有効に使えるようになる
丁寧な構成ができると、執筆時間を大幅に短くでき、スキマ時間に効率的に執筆ができるようになります。
執筆時間が短くなる理由
- 各見出しに何を書くべきか明確だから
- 執筆が途中やめになっても、スムーズに再開できるから
たとえば途中やめにしてた記事を書こうとしたときに、「何を書こうとしてたんだっけ?」と記憶が飛んだことないですか?
でも構成を丁寧につくっていれば、各見出しに書くべきことがハッキリしてるので迷うことはありません。
「各見出し◯分で書く」という目安をつくっておけば、時間管理もしやすくなるでしょう!
ぼくは「1見出し=10分」が目標です!
「1時間◯文字で書く」という目標よりも、時間を細分化して考えられるので便利です。
まとめ:記事構成ができればイージーモード
本記事ではSEOに強く、読者ファーストの構成のつくり方について解説してきました。
記事構成の3ステップ
- キーワードから読者ニーズを設定する
- 競合記事を分析する
- PREP法で構成をつくる
質の高い構成ができると、執筆時間の短縮とプライベート時間の確保ができます。
また、単価が高い案件にチャレンジできるようになるので、収入UPも見込めるでしょう。
ぜひ本記事を読み返しつつ、実践してみてくださいね。
ほいじゃ!