この記事で解決できること
- Googleドキュメントを使った記事作成の方法を知りたい
- WebライターがしているGoogleドキュメントの使い方を知りたい
- Googleドキュメントを使ったポートフォリオの作成方法を知りたい

Googleドキュメントを使えば、記事作成からポートフォリオ作成までカバーできます。
でも、闇雲に記事をつくってもクライアントからの評価は上がりません。
「クライアントが再編集する手間がない記事」にする必要があるからです。
そこで本記事では現役Webライターが実践している、Googleドキュメント活用法を紹介します。
本記事の内容
- クライアントから認められるGoogleドキュメント記事のポイント
- WebライターがしているGoogleドキュメントを使った記事作成
- Googleドキュメントの便利な機能の紹介
本記事を読めば、クライアントから認められる記事を納品できますよ。
Googleドキュメントとは

Googleドキュメントとは、Googleが提供している無料の文章作成ソフトです。
無料で使える上に、Word形式にデータを変換できるため、Webライターに必須のソフトと言えます。
本章の内容
- Googleドキュメントを使うメリット
- クライアントから評価されるGoogleドキュメント記事
それぞれ解説します。
Googleドキュメントを使うメリット
Googleドキュメントを使うメリット
- 無料で使える
- スマホでも編集できる
- クラウドに自動保存される
- Wordファイルに変換できる
- データをクライアントと共有できる
GoogleドキュメントはデータをWordファイルに変換でき、柔軟な納品対応ができます。
また、データは文章を打つたびに自動保存され、消失リスクがありません。
リンクをクライアントと共有すれば、リアルタイムでの意見交換やフィードバックも可能です。
このようにGoogleドキュメントはWebライターに必須のソフトと言えるでしょう。
クライアントから評価されるGoogleドキュメント記事
「WordPressにコピペしたら、すぐに公開できる記事」は、クライアントから評価されます。

WordPressとはサイト作成ソフトのことです!
というのも納品された記事を再編集しなくていいからですね。
たとえばあなたが箇条書きを「・」で入力していたとしましょう。
するとクライアントは記事を公開するために、箇条書きの設定をしなければいけません。
もしあなたが設定さえしていれば、クライアントはコピペするだけです。
このように「あとはコピペだけの記事」を納品できれば、クライアントから「仕事ができるWebライターだ」と喜ばれます。
WebライターがすべきGoogleドキュメントの記事作成法

記事作成の工程ごとに、Webライターがすべき内容を紹介します。
本章の内容
- タイトル・見出しを設定する
- 本文を執筆する
- 表をつくる
- 参考サイトを示す
- リンクを設定する
- 箇条書きを設定する
- 文字数をチェックする
- 誤字脱字をチェックする
- 表記ゆれをチェックする
- 設定しない方がいいもの

多く感じるかもですが、どれも一度やれば覚えられる内容です!
まずは新しいドキュメントを準備してくださいね。

タイトル・見出しを設定する
まずは、h(見出し)タグを順番どおりに設定しましょう。
Point
- h1タグはタイトル名のため、1記事に1つだけ
- h2以降は、数字が大きい順に重要度が高い
hタグの設定方法は下記のとおりです。

たとえば本記事はGoogleドキュメントで下書きするときに、このように見出しを設定しました。

ポイントは、納品ファイル名と記事タイトルを別にすることです。
ファイルを開かなくても、クライアントが一目で記事の内容を判断できるからですね。
ちなみに読者に刺さるタイトルと記事構成の作り方は、こちらの記事で解説しています。
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【Webライター必見】読者の心を掴むタイトルのつけ方8つと注意点
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【初心者Webライター向け】読者ニーズに応える構成案のつくり方
本文を執筆する
本文の執筆は、中学1年生が読んでも分かるレベルで書きましょう。
論理的で分かりやすい文章ほど、読まれる記事になるからです。
- 論理的な文章 → PREP(プレップ)法
- 読まれる文章 → Webライティングスキル
コツさえ分かれば、ライティングは作業ゲームです。
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Webライティングの基本型はPREP法!【基本から応用まで解説】
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-
【読まれるWebライティング】文章にリズムをつくる13のコツ
Web記事では、小説のような難しい表現は敬遠されるので気をつけましょう。
表をつくる
表があれば、情報が整理され、視覚的な表現ができるので便利です。

Point
- 背景色や太文字の設定をしない
なぜなら装飾には、クライアントの好みがあるからです。
もっといえばGoogleドキュメントで設定した背景色は、WordPressに反映されないので意味がありません。
装飾なしで表をつくりましょう。
参考サイトを示す
記事づくりで参考にした情報源を脚注に書いておきましょう。
そうすることで記事の質をクライアントにアピールできます。

あとは脚注に参考サイトのURLや書籍名を書けばOK。

「記事の信頼度=Webライターの信頼度」なので、クライアントから頼られるWebライターになれます。
リンクを設定する
情報源を脚注だけでなく、テキストリンクで設定するのも手です。
テキストリンクとは?
- URLのリンクが埋め込まれた文字列のこと
たとえば、こんな感じですね。
- ひびきブログはこちら。
リンクの設定はたったの3ステップ。


URLを間違えないようにコピペで入力しましょう!
このようにテキストリンクは簡単につくれるので、ぜひチャレンジしてみてください。
箇条書きを設定する
箇条書きの設定は下記のとおり。

箇条書き設定をすることで、クライアントがWordPressにコピペしたときにも同じ設定で表示されます。
ちなみに並列関係にあるものは、箇条書きで書くように意識しましょう。
ダラダラと文章で書くよりもスリムな記事になります。
たとえばこのような感じです。
カレーづくりに必要なもの
- ルー
- 牛肉
- 玉ねぎ
- にんじん
- じゃがいも
文字数をチェックする
文字数カウント機能を使えば、クライアントから指定された文字数に到達しているかが分かります。

こんな感じで表示されます。

選択した範囲の文字数もチェックできます。

誤字脱字をチェックする
誤字脱字チェックは、文章の品質を保つために欠かせません。

結果はこんな感じで教えてくれます。

ただし簡易的なチェックなので、最終的には専用ツールや自分の目で確かめるようにしましょう。
おすすめの校正ツールはこちらで紹介しています。
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-
【無料ツール14選】Webライターの作業工程ごとに厳選紹介!
表記ゆれをチェックする
表記ゆれなくすことで、読みやすい文章になります。
表記ゆれとは?
同じ言葉なのに、表記方法がブレていること。たとえば「犬」「いぬ」「イヌ」という感じです。
表記ゆれは以下の方法でチェックできます。

あとは検索したい言葉と、置換したい言葉を入れたらOK。

一貫性ある表記にして、記事の品格をあげましょう。
設定しなくてよい項目
設定しなくてよい項目
- 文字色
- 背景色
文字色と背景色はGoogleドキュメントからWordPressにコピペしても、設定が反映されません。
実際に見てみましょう。

上記をWordPressにコピペした結果がこちらです。

ただし、太文字設定は反映されるので、強調したい文章は太文字にするようにしてくださいね。
Googleドキュメント記事の納品方法

記事の納品方法
- Googleドキュメント形式で納品
- Word形式で納品
納品ファイルに縛られないため、どの案件にも対応できます。
ちなみに納品するときには、クライアントからの評価が上がる納品を心がけましょう。
たとえば納品ファイル名を分かりやすくしたり、納品後のフォローアップを心がけたりすると良いですね。
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-
Webライターの納品方法と評価を上げるコツ4選【納品ファイル別】
Googleドキュメント形式のまま納品
Googleドキュメント形式のまま納品するときは、リンクを送ればOK。
そのときにアクセス権限の変更を忘れないようにしましょう。

権限を編集者にすることで、クライアントは直接編集やコメントができるようになります。
Word形式に変換して納品
納品ファイルがWordのときは、下記の方法で納品しましょう。

あとは出力されたデータを提出すれば納品完了です。
Googleドキュメントの便利な機能の使い方

これまでクライアントから評価される記事の作成方法について解説してきました。
本章では、Googleドキュメントを使うときに知っておきたい便利な機能を紹介します。
知っておきたい便利な機能
- 音声入力 → 執筆時間が短くなる
- コメント → 質問や相談ができる
音声入力
音声入力を使えば、キーボード入力よりも執筆時間を短くできます。
特に大量のテキストを入力するときや、手が使えない状況で使うと便利ですね。
音声入力の精度は想像以上に高いので、ぜひ使ってみてください。

あとはマイクアイコンをクリックすれば、音声入力が始まります。


音声入力をしながら、レイアウトなどを手入力で修正すれば効率的です!
音声入力を使った記事づくりの方法は、こちらの記事で解説しています。
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【Webライター必見】Google音声入力で記事を書く手順3つ
コメントの追加
コメント機能は、記事の相談や修正依頼についてやり取りするときに便利な機能です。
コメントの追加方法は範囲を選択して、「コメントを追加」をクリックするだけ。

コメントを入力すると、こんな感じで表示されます。


コメントはチャット形式でやり取りできます!
コメント機能を使って、クライアントと円滑なコミュニケーションを取れるようにしましょう。
Googleドキュメントでポートフォリオをつくってみよう

Googleドキュメントは、ポートフォリオを作成するときにも活躍します。
ポートフォリオとは?
これまでにあなたが手掛けた作品一覧のこと
たとえばWebライターの案件に応募しようとしたら、ポートフォリオの提出を求められたことがあると思います。

とはいえ案件を受注したことがなければ、ポートフォリオのつくりようがありません。
そのようなときはGoogleドキュメントでサンプル記事をつくり、それをポートフォリオとして提出してみましょう。
本記事で紹介した方法に沿ってサンプル記事を提出すれば、クライアント想いの記事に目を留めてくれるはず。
ちなみにSEOライティングができると、より強いインパクトを残せます。
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【Webライター向け】SEOライティング6つの手順と7つのコツ
よくある質問


文章を書いたGoogleドキュメントのリンクを教えた人は、そのドキュメントが保存されているファイルなどにはアクセスできませんか?
あくまでも、アクセスできるのは共有する文章のページだけでしょうか?
Yahoo!知恵袋
クライアントは共有されたドキュメントしか見ることができません。
たとえば赤枠のデータを共有したとしましょう。

クライアントが見られるのはそのデータだけで、青枠のデータにはアクセスできないので安心してください。
まとめ:Googleドキュメントを使いこなせるWebライターになろう

WebライターがGoogleドキュメントで記事作成するときは、「WordPressへの入稿のしやすさ」を意識することが大切です。
なぜなら「コピペすれば、すぐに公開できる」状態で納品することで、クライアントの負担を減らすことができるからです。
「クライアントの負担が減る=あなたの付加価値」なので、高く評価してもらえるでしょう。
ぜひ本記事を読み返しながら、「できるWebライター」を目指してくださいね。

ほいじゃ٩( ᐛ )و