「どうしたら魅力的なタイトルをつくれるんだろう?」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
実はぼくもWebライターとして駆け出しのころに同じ悩みを持ち、タイトルを「なんとなく」決めていたことがあります。
でも残念ながら「なんとなく」決めたタイトルでは、読者はクリックしてくれません。
そこで記事タイトルのつけ方を分析し、まとめたのが本記事です。
実際に本記事の内容を実践したことで、ぼくのブログ記事の多くが検索上位に表示されるようになりました。
本記事の最後ではキャッチーなタイトルを秒でつくる方法も紹介しています。
読み終えるころには、あなたも魅力的なタイトルを量産できるようになりますよ。
Googleが勧める記事タイトルのつけ方
Googleは記事タイトルを以下のようにすることを勧めています。
- 固有で正確
- 簡単で分かりやすい
- キーワードの乱用をしない
キーワードの乱用は不正行為とみなされることがあります!
固有で正確とは、「複数の記事に似たようなタイトルをつけない」ということです。
なぜなら似たタイトルの記事がいくつかあると、Googleがそれぞれの記事を評価しづらく、検索順位が下がるから。
タイトルづくりは上記Googleの方針に沿って行ないましょう。
Webライターの記事タイトルのつけ方4ステップ
Webライターが記事タイトルをつける手順を知りたい!
タイトルをつける手順は以下のとおり。
本章の内容
- ペルソナを決める
- 読者の悩みを明確にする
- 読者の悩みに応える
- 執筆の最後にタイトルをつける
それぞれ順番に解説します。
ステップ1:ペルソナを決める
まずは記事を届けたい読者を決めましょう。
想定読者のことを「ペルソナ」といいます!
というのもペルソナがタイトルに入っていると、「自分に向けた記事だ!」と読者に認識してもらえるから。
たとえば初心者Webライターがググった検索結果が下記だったらどうでしょう?
- 初心者Webライター向け!魅力的なタイトルのつけ方
- 上級者Webライター向け!SEOに特化したタイトルのつけ方
初心者Webライターなら初心者向けの記事をクリックするはず。
このようにあなたが書いた記事を誰に届けたいかを明確にすることが大切です。
ステップ2:読者の悩みを明確にする
次のステップは、「読者の悩みを明確にする」です。
なぜなら悩みを絞れば、記事のテーマを読者に伝えやすくなるから。
たとえば「カレーのつくり方に悩んでいる人」がいるとします。
- Aさん:料理の手順を知りたい
- Bさん:必要な具材を知りたい
Aさんに向けた記事なら「料理手順」をタイトルに入れなければならないし、Bさんに向けた記事なら「必要な具材」にする必要があるでしょう。
このように読者の悩みを明確にすることで、メッセージ性があるタイトルをつけれるようになります。
ステップ3:読者の悩みに応える
ステップ3は「読者の悩みと解決策をセットで書く」です。
その理由は「悩み+解決策」がタイトルにあれば、読者に記事の価値を感じてもらえ、クリックされやすくなるから。
たとえば本記事のタイトルである「読者の心を掴むタイトルのつけ方」を見てみましょう。
- 読者の心を掴む→ライターの悩み
- タイトルのつけ方→解決策
実際にあなたが本記事をクリックし、ここまで読んでくださっているのも、タイトルに価値を感じたからのはず。
読者が記事を読むメリットをタイトルに書き、彼らの関心を一気に引きつけましょう。
ステップ4:執筆の最後にタイトルをつける
最後のステップは、「執筆の最後にタイトルをつける」です。
なぜならタイトルは記事の要約のようなものなので、記事の全容を把握しておく必要があるから。
もし執筆前につければ、「記事内容とタイトルが一致しない」リスクがあります。
執筆がすすむにつれて、加筆・修正することは日常茶飯事だからです。
そのため「執筆→タイトルづくり」の順番で行うようにしましょう。
Webライターの魅力的な記事タイトルのつけ方8つ
クリックされる記事タイトルのつけ方のコツを知りたい!
効果的なタイトルづくりには、以下8つのコツを実践してみてください。
本章の内容
- ペルソナを入れる
- 具体的な数字を入れる
- パワーワードを入れる
- 記号を使って読者の目を引く
- 読者になじみのある言葉を入れる
- 悩みを簡単に解決できることを伝える
- 漢字・ひらがな・カタカナを黄金比にする
- タイトルだけで記事の内容が分かるようにする
今日からスグに実践できるものばかりです。
それぞれ解説します。
ペルソナを入れる
Poit
- 対象を絞ることで、クリック率が上がる
大切なのでくり返し言いますが、まずペルソナをタイトルに入れましょう。
というのも読んでもらいたい読者を限定することで、読者に刺さりやすくなるからです。
八方美人のような当たり障りのないタイトルは、スルーされるのがオチ。
ペルソナを絞り込むことで、「お、この記事はぼくに関係ありそうだな!」と思ってもらえるようになります。
具体的な数字を入れる
数字が効果的な理由3つ
- 文章が引き締まる
- 記事の具体性と説得力がUP
- 読者の好奇心を刺激しやすい
ピンと来ない人も多いと思うので、「数字なしタイトル」と「数字ありタイトル」をくらべてみましょう。
- 初心者Webライター向け!記事タイトルのつくり方を紹介
- 初心者Webライター向け!記事タイトルのつくり方はたったの3ステップ
伝えてることは同じでも、「数字ありタイトル」のほうが気になりますよね。
数字は視覚的に目に止まりやすいからですね!
タイトルに数字があると、読者は頭の中でリストをイメージしながら記事を読めるので、情報を整理しやすいという特徴もあります。
パワーワードを入れる
Poit
- パワーワードで記事の必要性や緊急性をアピールできる!
パワーワードには読者の感情を刺激し、興味や好奇心を引き起こす効果があります。
パワーワードってたとえば何?
実際にWebライター タイトルで検索したときの、上位記事を見てみましょう。
スクショ内だと「永久」「保存版」「必見」がパワーワードです。
意味が同じでも言葉を変えるだけで読者の反応はまったく変わるので、ぜひ使ってみてください。
- 速い → 秒速
- ダメ → 禁断の
- 新しい → 最新
- オススメ → 厳選
- 素晴らしい → 秀逸
ほかにも知りたかったら、Twitterで調べると参考になるワードがたくさんあります。
使えるパワーワード変換集を用意したにゃ。いつもよりインパクトを出して目立って行こうにゃ?🐱#リモにゃん #ライティング pic.twitter.com/gU5ewAe1gS
— リモにゃん|フリーランスのお悩みを毎日解決中! (@remolabo) March 31, 2023
記号を使って読者の目を引く
タイトル内に記号を使うと、読者の目を引きやすくなります。
たとえば【】ですね!
なぜなら人の脳は、目立つものや異質なものに注意を向けやすいから。
ここでもう一度さきほどの上位記事を見てみましょう。
このように【】内には、パワーワードや検索キーワードを入れることが多いです。
【】を使えば文章を分割できるので、タイトルにリズム感がでるメリットもあります!
読者になじみのある言葉を入れる
読者になじみのある言葉を入れるのもオススメです。
なじみのある言葉を使うメリット
- SEO的に有利
- 読者が記事に親近感を覚えやすい
SEO的に有利な理由は、「なじみのある言葉=検索キーワード」になりやすいから。
なじみのある言葉には、たとえば下記のものがあります。
- 値段が安い → プチプラ
- ポイント活動 → ポイ活
- 見映えがいい → 映える
- クレジットカード → クレカ
若者をターゲットにした記事なら、正式名称よりも普段使いの言葉をタイトルに組み込むほうがメリットは高くなるでしょう。
正式名称だと、小難しい感じがして敬遠されます。
悩みを簡単に解決できることを伝える
記事の内容を実践すれば、読者の悩みが簡単に解決できることをタイトルで伝えましょう。
Point
- 必要な時間を書く
- 解決策を小さなステップに分けて提示する
実践するハードルが低いことを伝えることで、読者の抵抗感をなくせます。
また下記のようなマジックワードを使うとより効果的です。
- 〜するだけ
- 初めてでも安心!
- たったの3ステップ!
誰でもできることを強調すれば、「ちょっと読んでみようかな...」と読者が解決策に抱く期待度を上げることができます。
漢字・ひらがな・カタカナを黄金比にする
漢字・ひらがな・カタカナをバランスよく組み合わせると、タイトルが視覚的に鮮やかになります。
バランスの黄金比
- 漢字:ひらがな:カタカナ=2:7:1
覚えやすいタイトルは記憶に残りやすく、クリック率アップに加えて、再訪問してもらえる確率も上がるでしょう。
ちなみに下記の漢字はひらがなで書いたほうが良いです。
- 事 → こと
- 等 → など
- 出来る → できる
- 下さい → ください
タイトルだけで記事の内容が分かるようにする
小説のようなタイトルはカッコいいですが、避けたほうが良いでしょう。
タイトルの違い
- Web記事→読者のメリットを書く
- 小説→メッセージ性や主人公の特徴を書く
小説のようなタイトルはたしかにカッコよく、魅力的です。
でも読者が記事の中身をイメージできないデメリットがあります。
そのため読者が記事を読むメリットが伝わるようにしましょう!
Webライターが読者の目を引く記事タイトルをつくるテクニック3選
タイトルづくりの応用テクニックは3つあります。
本章の内容
- 疑問形を使う
- 常識を否定する
- ストーリー性を伝える
これらのテクニックを活用することで、読者の興味を高められます。
疑問形を使う
疑問形は読者にその答えを連想させるなど好奇心をくすぐり、クリック率が上がります。
たとえばこんな感じです。
- Webライターの年収は?副業・正社員・フリーランスごとに解説!
- Webライターはオワコン?やめとけと言われる理由と将来性を詳しく解説!
注意点
- 疑問に対する具体的な答えを用意しておくことをお忘れなく。
常識を否定する
常識を否定するタイトルは、読者の意表をついて関心を引きつけるために効果的です。
たとえばこんな感じ。
- Webライターに専門知識は不要!ググれたら誰でもできる!
- 初心者Webライターは高単価案件を狙え!低単価案件は消耗するだけ
注意点
- あまりに突拍子もないことだと、記事の信頼性が落ちるので気をつけましょう!
ストーリー性を伝える
タイトルにストーリー性を持たせることも有効なテクニックです。
ストーリー性をつけるメリット
- 共感されやすい
- 記憶に残りやすい
- イメージが伝わりやすい
たとえばこのようなタイトルはどうでしょう?
- ぼち男がひとり動物園したら運命的な出会いができた話
- 1年間で本を100冊読んでみた!方法と変化について解説
- 100キロあった僕がダイエットしたら、モテ男になれた件
注意点
- ストーリーには記事本文でオチが必要です。オチがなければ自分語りな記事になるので気をつけましょう。
Webライターが記事タイトルをつけるときの注意点2つ
記事をつくるときの注意点は2つです。
失敗しがちな2つのポイント
- 煽りすぎている
- タイトルと内容が一致していない
それぞれ順番に解説します。
煽りすぎている
過剰な煽りは読者の信頼を損ね、コンテンツの信ぴょう性を下げるリスクがあります。
というのも読む前の期待値が高くなりすぎ、読者満足度が上がりづらくなるから。
いくらクリックされても内容が薄ければ、記事を最後まで読んでもらえないことも。
タイトルを魅力的にすることは大切ですが、誇大な表現や過度なキーワードの使用は避けましょう。
タイトルと内容が一致していない
そもそもですが、記事タイトルと内容を一致させるようにしましょう。
読者はタイトルから記事内容を想像し、その情報を求めてクリックします。
なのに内容とタイトルに一貫性がなければ、すぐに離脱されるのがオチかと。
クライアントからも嫌がられるので、気をつけてくださいね!
SEOの記事タイトルのつけ方2つ
SEOで有利になる記事タイトルのつけ方を知りたい!
SEOを意識したタイトルづくりは、以下2つが大切です。
本章の内容
- 文字数を32文字以内にする
- 検索キーワードをタイトルの前半に入れる
それぞれ解説します。
文字数を32文字以内にする
記事タイトルは32文字以内にすることがオススメです。
なぜなら32文字以内ならパソコンでもスマホでも、タイトル全文が検索結果に表示されるから。
タイトルが読者に正しく伝わり、クリック率が上がります!
でもスマホで表示される文字数はパソコンよりも多いんだよね?
はい、確かにそうです。
とはいえスマホでもパソコンでも対応できるように、32文字以内で統一しておくのがベターかと!
短くシンプルなタイトルは情報の伝達効果が高まるうえに、検索キーワードを目立たせることができるでしょう。
ちなみに32文字目以降の文章は「•••」で省略されます。
検索キーワードをタイトル前半に入れる
検索キーワードをタイトルの前半に入れましょう。
その理由は文章は左から右に読むので、より早く記事の有益さを伝えられるからです。
たとえば上のスクショでは赤線を引いてる言葉がキーワードのはず。
ただし、キーワードを強引に入れて変な日本語にならないように注意してください!
「日本語的におかしいな」と思ったときには、【】や!で文章を区切ればOK。
Webライターがキャッチーなタイトル例を秒でつくる方法
タイトルのつけ方は分かったけど、アイディア出しは苦手だな...
このような悩みがある人は、AIライティングツール「ChatGPT」を使ってみましょう。
ChatGPTでタイトルをつくる手順
- ChatGPTにアクセス
- 下記の指示文を入力
- 自動生成されたタイトルを修正
指示文
検索キーワード「◯◯」を使って、検索ユーザーが興味をもちクリックしそうな魅力的な記事タイトルを32文字以内で考えてください。
検索キーワードが2語以上の場合、Webライター タイトルのようにスペースを入れて入力すればOK。
実際にChatGPTにつくってもらったタイトルがこちら。
- SEO対策もバッチリ!Webライターが必知のタイトル術
- 驚きの効果!タイトルで読者の心を掴むWebライティング術
- Webライター必携!タイトルで即効性のある記事を書く方法
あとは候補をもとに自分好みに修正するだけ!
Webライターにオススメ!人を惹きつけるタイトルづくりに役立つ本
最後にタイトルづくりに役立つ本を3つ紹介して、本記事をおわりにします。
アイディア集があれば、誰でも簡単にキャッチーなタイトルがつくれるはず。
まとめ:魅力的なタイトルで読まれるWebライターになろう!
本記事では初心者Webライター向けに、魅力的なタイトルのつけ方を紹介してきました。
タイトルのつけ方4ステップ
- ペルソナを決める
- 読者の悩みを明確にする
- 読者の悩みに応える
- 執筆の最後にタイトルをつける
魅力的なタイトルのつけ方8つ
- ペルソナを入れる
- 具体的な数字を入れる
- パワーワードを入れる
- 記号を使って読者の目を引く
- 読者になじみのある言葉を入れる
- 悩みを簡単に解決できることを伝える
- 漢字・ひらがな・カタカナを黄金比にする
- タイトルだけで記事の内容が分かるようにする
記事の中身はもちろん大切ですが、そもそもクリックされなければ読まれることがありません。
でも本記事の内容を実践すれば、クリック率や検索順位を押し上げられるはず。
本記事をブクマして、いつでも見返せるようにしてくださいね!
ほいじゃ٩( ᐛ )و