この記事で解決できること
- 頭の中がグルグルしてリード文作りに時間がかかる...
- なんでリード文が大切なの?本文のほうが大切じゃない?
- リード文のテンプレがあれば時短できるのに
あなたの書いた記事が読まれるかどうかは、読者がリード文を読むたったの数秒で決まります。
それだけ重要なリード文はPREP(プレップ)法で書けばOKです。
実際ぼくは本記事で紹介する方法を使って、Webライター歴4ヶ月で文字単価1.3円になりました。
本記事の内容
- PREP法を使った効果的なリード文の書き方
- 魅力的なリード文を書く4つのコツ
- リード文を書くタイミング
本記事を読めば、クライアントから評価されるWebライターになれますよ。
そもそもリード文とは
リード文とは本文や目次の前に書かれている、記事の導入文のことです。
リード文は読者に記事を読むメリットを伝えつつも、記事の内容を端的に書かないといけません。
そのためWebライターのスキルがもっとも分かりやすい場所と言えるでしょう。
リード文はクライアントから評価される重要ポイント
リード文はWebライターがクライアントから評価される大切なポイントです。
実際、Webライタープロ講師の沖さんはこのように言ってますね。
1分あれば記事のクオリティって大体わかっちゃうんですよ。
— 沖ケイタ (@namakemono0309) April 25, 2023
・タイトル
・リード文
・構成
・デザイン
ここだけチェックすれば、その人の実力が透けて見えます。
本文を頑張って書くWebライターさんが多いですが、それ以前のところに目を向けるだけで、レベルは一気に上がりますよ😎
そこで本チャプターでは、リード文が評価される理由について解説していきます。
リード文が評価される理由5つ
- Webライターの思考が読み取れるから
- 読者に行動を促すきっかけになるから
- メタディスクリプションに応用できるから
- 読者が記事を読むべきか判断する場所だから
- 読者の滞在時間が伸び、SEO効果があるから
理由1:Webライターの思考が読み取れるから
丁寧に書かれたリード文からは、Webライターの思考が読み取れます。
良いリード文にある要素
- 想定読者
- 読者の顕在ニーズ
- ニーズを満たす解決策
- 解決策を使うと読者にどんな未来が待っているか
特に「どんな未来が待っているか=読者の潜在ニーズ」の有無は、Webライターのスキルが試される場所です。
なぜなら顕在ニーズは競合分析をすれば簡単に見つけられますが、潜在ニーズは読者の悩みを深堀りしないと出てこないからです。
思考を重ねたリード文ほど上記内容に一貫性があり、深みのある記事を書けている可能性が高いでしょう。
理由2:読者に行動を促すきっかけになるから
良いリード文は読者に行動を促すきっかけになり、記事のコンバージョン率を高めます。
コンバージョンとは?
その記事の目標としているアクションを読者がしてくれること。
たとえばA社が記事の中で商品Bを紹介するとします。その記事のコンバージョンは、読者が商品Bを買うことです。
コンバージョンが高まる理由は、読者の悩みに対する解決策がリード文にあるため、読者は行動意欲を高めて記事を読んでくれるからです。
良いリード文は記事の目標を達成するきっかけになり、クライアントの利益になります。
理由3:メタディスクリプションに応用できるから
リード文はメタディスクリプションに応用できます。
メタディスクリプションとは?
検索エンジンに表示される、記事の紹介文章のことです。
リード文もメタディスクリプションも記事の要約を書いたものなので、「良いリード文は良いメタディスクリプションになる」と言えるでしょう。
クライアントが一からメタディスクリプションを作る必要がなく、良いリード文はクライアントの負担を減らす役割もあります。
理由4:読者が記事を読むべきか判断する場所だから
リード文は読者がその先の文章を読み進めるかを判断する場所です。
なぜならリード文は、読者がその記事で初めて目にする文章だから。
もし読み進めてもらえなければ、読者にとってもクライアントにとっても価値がないものと言えます。
このように「読者の価値=クライアントの価値」なので、クライアントはリード文を重要視しています。
理由5:読者の滞在時間が伸び、SEO効果があるから
魅力的なリード文はSEO的に有利なるので、記事を検索上位にあげたいクライアントにとって切実なポイントです。
SEOで有利になる理由
- 直帰率が下がるから
- 読者の滞在時間が伸びるから
さらに読者が一度本文まで読み進めると、サンクコスト効果で読了率も上がるでしょう。
サンクコスト効果とは?
すでに使った費用や時間に対して「もったいない精神」が働き、特定の行動を続けてしまう現象。
つまり読者に
せっかくここまで読んだし、読み続けてみようかな
という気持ちを持たせるわけです。
このように良いリード文にはSEO効果があり、クライアントからの評価が上がります。
効果的なリード文の書き方はPREP法を使うこと
リード文は記事全体のまとめなので、本文と同じPREP(プレップ)法を使いましょう。
PREP法のおさらい
- Point → 記事のポイント
- Reason → 理由・根拠
- Example → 例え
- Point → ポイントの念押し
PREP法を使うことで、魅力的なリード文を誰でも簡単に作れます。
PREP法を使ったリード文
- Point → 顕在ニーズとその解決策
- Reason → 解決できる根拠
- Example → 記事の内容
- Point → 潜在ニーズ
ちなみに記事構成もPREP法で作ったらOK。
-
【初心者Webライター向け】読者ニーズに応える構成案のつくり方
書き方1:読者の悩みと解決策を書く
最初のPointには読者の顕在ニーズと解決策を書きましょう。
「顕在ニーズ=読者が記事にアクセスしたきっかけ」なので、ニーズと解決策をセットで書けば離脱を回避できます。
たとえば本記事のPointはこちら。
顕在ニーズはなるべく具体的に書くようにしましょう!
そうすることで読者の読みたい欲を掻き立てられます。
書き方2:解決できる根拠を書く
次のReasonには、提示した解決策で読者の悩みが解消する理由を書きましょう。
- 客観的なデータ
- 信頼できる情報源
- Webライターの権威性や実績
上記を書くことで、読者は記事全体に対して信頼と安心感を持ってくれます。
本記事だとこれですね。
下記フレーズが使い回ししやすいです。
- ◯◯の立場から解説します。
- ◯◯歴▲年の私が解説します。
もしWebライターの属人性を出せない案件なら、客観的なデータや信頼できる情報源を引用すればOK。
書き方3:記事のメイントピックを書く
続いてはExampleです。記事のメイントピックを載せましょう。
そうすることで本文をスムーズに読み進めることができ、読者が記事を読んでいるときの理解度が深まります。
本記事だとこちらですね。
主要トピックを3つほどに絞りましょう!
人がスッと覚えられるのは3つが目安です。
書き方4:潜在ニーズを刺激する
最後のPointには読者の潜在ニーズを書き、読者が行動を起こせるように後押ししましょう。
- 顕在ニーズ → 読者が記事にアクセスしたきっかけ
- 潜在ニーズ → 読者が持つ理想の将来像
たとえば本記事ではこのように書きました。
読者は怠け者で、悩みを解決する手段が分かっても行動してくれるとは限りません。
彼らの未来を提示することで行動意欲を掻き立てましょう。
魅力的なリード文を書くテクニック4つ
リード文の書き方は分かったけど、他の記事と似たり寄ったりになりそう...
じゃあ、この章ではリード文を簡単に魅力的にできるテクニックを紹介するね!
リード文を作るテクニック
- 簡便性を伝える
- パワーワードを入れる
- SEOキーワードを入れる
- スマホ2画面までの文量にする
どれも今日から取り入れられるものばかりなので、ぜひトライしてみてください。
簡便性を伝える
魅力的なリード文を作るためには、簡便性を伝えることが大切です。
なぜなら人は良いと分かっていても、なかなか行動できない生き物だから。
簡便性を伝えるリード文は読者の興味を持たせ、重い腰を持ち上げる効果があります。
簡便性を伝えるワード
- 1日◯分でOK!
- たったこれだけ!
- マネするだけでOK!
- 簡単◯ステップでできる!
このように読者のニーズが簡単に満たされることを示しましょう。
パワーワードを入れる
パワーワードを使う方法もあります。
パワーワードは短い言葉で読者の心に刺さり、記事の存在感を高めてくれるでしょう。
パワーワード
- 厳選して紹介します
- 最新情報をお伝えします
- Webライター必見の方法を紹介します
- これを知らない人は損してるかもしれません
「パワーワード」でググれば、他にもたくさんのワードが見つかりますよ。
SEOキーワードを入れる
SEOキーワードをリード文に散りばめることで、読者の離脱を防ぐことができます。
なぜなら読者はキーワードを自分で入力してググっており、その言葉がリード文にあると「自分の知りたい情報があるかも」と記事に興味を持ってくれるからです。
たとえば本記事のキーワードはリード文と書き方で、リード文にはこのように取り入れました。
キーワードはなるべく変換しないようにしましょう。たとえば「リード文 → 導入文」にすると、読者は情報をキャッチしづらくなります。
スマホ2画面までの文量にする
リード文は簡潔にまとめることが大切です。
なぜならリード文が長いと、「結局何を伝えたいのか分からない」と読者が記事から離れてしまうから。
リード文の長さの目安
- 5行
- 300文字
長くてもスマホ2画面分がおすすめ!
実際、本記事のリード文もスマホ2画面分におさまってます。
読者はスマホ利用者が多いので、モバイルフレンドリーな記事をめざしましょう。
文章を短くするコツは下記のとおりです。
- 箇条書きを使う
- 冗長文を使わない
- 不要な修飾語を使わない
- 同じ意味の言葉はまとめる
- 一文に書く内容を一つに絞る
Webライターがリード文を書くタイミング
リード文を書くタイミングは2パターンあります。
リード文を書くタイミング
- 執筆後に書く → 初心者向け
- 執筆前に書く → 脱初心者向け
それぞれ解説していきます。
初心者Webライターは執筆後に書くのがオススメ
執筆後に書くメリット
- 記事の内容を把握できており、まとめやすい
本文が完成した後なら、要点を押さえたリード文が書けます。
特に初心者Webライターの人は、本文を執筆する過程で構成を修正したり、文章を頻繁に加筆修正することがあるでしょう。
その場合、もし先にリード文を作ってしまうと、記事内容と一致しないものになりかねません。
「本文→リード文」の順にすれば、二度手間にならずにすみます。
脱初心者Webライターは執筆前に書くのがオススメ
執筆前に書くメリット
- 記事の方向性がボヤけず、メッセージ性のある記事が書ける
執筆前にリード文を書けば、記事のターゲットや目的がブレることがありません。
たとえ途中で執筆に悩むことがあっても、リード文を振り返れば記事の方向性を再確認できます。
そうすることで、深みとメッセージ性のある記事を書き上げることができるでしょう。
とはいえ執筆前にリード文を書くためには、記事構成を念入りに作っておく必要があります。
記事構成を作っておくと、執筆スピードも格段に上がるのでオススメです。
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【初心者Webライター向け】読者ニーズに応える構成案のつくり方
リード文のテンプレート【パクリOK】
以下は、リード文を作成する際に使えるテンプレートです。
今回紹介したリード文の書き方を穴埋め形式で作ったので、使い回してみてください。
テンプレート
・◯◯について知りたい
・◯◯ができず困ってる
このようなお悩みは、たった◯◯するだけで解決できます。
今回の記事では◯◯(あなたの実績や権威性)である私が、下記の内容を解説します。
・〜(記事のメイントピック1)
・〜(記事のメイントピック2)
・〜(記事のメイントピック3)
◯◯を実践すれば、◯◯な未来が待ってますよ。
上記テンプレートを使えば、効果的なリード文を簡単に作れますよ。
リード文作りの参考になる本
最後にリード文作りの参考になる本を紹介しますね。
Webライターの間でよく読まれるライティング本です!
読者の心に刺さるフレーズが見つかります!
どちらもWebライターのバイブル的な書籍なので、ぜひ手にとってみてくださいね。
まとめ:リード文を作れるとクライアントから評価される
リード文は記事の成功を左右する大切な要素です。
なぜなら魅力的なリード文は読者の関心を引きつけ、さらにクライアントからの評価も高めるから。
そのようなリード文はPREP法を使うと簡単に作れます。
PREP法を使ったリード文
- Point → 顕在ニーズとその解決策
- Reason → 解決できる根拠
- Example → 記事の内容
- Point → 潜在ニーズ
上記ポイントを押さえれば、Webライターのキャリアをステップアップできます。
ほいじゃ٩( ᐛ )و