Webライター初心者のころは右も左も分からず、「とりあえずクライアントからの印象は悪くしたくない」と不安になりますよね。
そのような人にとって、クライアントへの納品は大切なポイントです。
スムーズな納品はもちろん、ある工夫をすることで
- トラブルの予防
- クライアントからの信頼度アップ
- 次の案件獲得につながる
と一石三鳥になります。
実際ぼくは継続案件をもらえました!
本記事を読めば、クライアントとの信頼関係を築ける納品ができるようになりますよ。
Webライターが記事を納品する方法
記事の納品方法は2つに分かれます。
納品方法2つ
- クラウドソーシングで納品
- クライアントに直接納品
それぞれ解説します。
クラウドソーシングで納品する方法
納品方法は、クラウドソーシングサイト内のチャットに納品データを添付するだけ。
✔︎クラウドワークスの場合
下記の画面で【納品する】をクリック
あとは納品ファイルを添付すればOK。
添付するもの
- Word→ファイルを選択
- Googleドキュメント→リンクをコピペ
- WordPress→プレビュー画面のURLをコピペ
募集要項にある納品ファイルを確認し、該当するもので納品しましょう!
クライアントに直接納品する方法
クライアントに直接納品する方法も、クラウドソーシングと変わりません。
納品方法
- Word→ファイルを選択
- Googleドキュメント→リンクをコピペ
- WordPress→プレビュー画面のURLをコピペ
ただし直接契約の場合は、トラブルが発生しやすいので注意してください。
- 支払いの遅れ
- 支払いせずに音信不通 など
初心者がクライアントと直接契約をするのはクラウドソーシングで仕事に慣れてからの方が良いでしょう。
納品後の流れは同じ
納品後の流れは、クラウドソーシングも直接契約も同じです。
納品後の流れ
- クライアントが記事をチェック
- (必要あれば)修正依頼の対応
- 取引完了
クラウドソーシングのときは、クライアントの評価もします。
納品ファイルごとの注意点
納品ファイルは3つの中から指定されます。
- Word
- Googleドキュメント
- WordPress(ワードプレス)
とはいえ最近では、GoogleドキュメントとWordPressがほとんど。
そこで本章では、上記2つで納品するときの注意点を解説します。
ちなみに納品ファイルがWord指定でも、わざわざWordを買う必要はありません。
GoogleドキュメントならデータをWord形式に出力できます。
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【Webライター必読】Googleドキュメントの使い方と記事作成
Googleドキュメントで納品するとき
Googleドキュメントで納品するときは、アクセス権限を変更しましょう。
▼手順1:【共有】をクリック
▼手順2:アクセス権限の変更
こうすることで、クライアントが記事を編集できるようになります。
あとはリンクをクライアントに送ればOK。
ちなみにGoogleドキュメントで記事をつくるときは、WordPressにコピペしたらすぐに公開できる状態にしておくと評価が上がりますよ。
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【Webライター必読】Googleドキュメントの使い方と記事作成
WordPress(ワードプレス)で納品するとき
WordPressで納品するときの注意点
- 下書き保存で納品する
くれぐれも「公開ボタン」をクリックしないでください。
公開ボタンを押すと、クライアントが納品記事をチェックする前に、記事がネットに公開されてしまいます。
納品記事のURLはプレビュー画面からコピペしましょう。
クライアントからの評価を上げる納品方法4選
これまで記事の納品方法について紹介してきましたが、それは最低限の納品ルールです。
本記事の最終ゴールは、クライアントから信頼をもらえる納品方法をマスターすること。
評価を上げる納品方法
- 一言添える
- 参考サイトを記載する
- 納品するファイル名を分かりやすくする
- 「納期=修正依頼の完了時」と考え、納品する
継続案件につなげるためにぜひ実践してみてください。
メッセージを添える【例文付き】
記事のデータを送るだけでは機械的です。
メッセージも一緒に送るようにしましょう。
メッセージの例
お世話になります。
ご依頼いただきました記事を納品いたします。
- キーワード「◯◯」
- 記事のURL
- 文字数:◯文字
- コピペ一致率:◯%
修正のご依頼があればお申し付けください。迅速に対応します。
今後ともよろしくお願いいたします。
おすすめのコピペチェックツールは後述しますが、目安は30%以内です。
一致率が高いと修正依頼がくるので気をつけましょう。
参考サイトや書籍を記載する
記事を書くときに参考にしたサイトや書籍を送るようにしましょう。
参考サイトを送るメリット
- 記事の品質をアピールできる
- クライアントが記事をチェックするときの助けになる
納品ファイル別に方法を紹介します。
Googleドキュメントで納品するとき
- 範囲選択をして「コメントを追加」をクリック
- 参考サイトのURLを入力
ワードプレスで納品するとき
箇条書きで参考文献リストをつくる
- 第1章「https://〜〜〜」
- 第2章「https://〜〜〜」
納品するファイル名を分かりやすくする
クライアントが管理する記事は、あなたが納品する記事だけではありません。
クライアントが必要な情報を素早く見つけ、作業効率が落ちないようにサポートしてあげましょう。
ファイル名の付け方の例
- 「キーワード_タイトル名」
クライアントに気持ちよく仕事をしてもらえれば、継続案件をもらいやすくなるはず。
「納期=修正依頼がおわるまで」と考え、早めに納品する
「納期=修正依頼がおわるまで」と考えるようにしましょう。
クライアントがWebライターに記事の修正依頼をするのはよくあること。
そこで納期の2~3日前までには納品しておくのがオススメです。
- クライアントの記事チェック→1日
- Webライターの書き直し→ 1日
- クライアントの再チェック→1日
クライアントの要望に対応しやすい環境をつくることで、信頼関係を築き、評価を高めることができます。
契約時に修正依頼の回数を確認しておこう
納品時のトラブルでよくあるのが、「修正依頼が頻繁にあり困る」です。
修正が終わった。そもそも構成の指示に従っているのに、指示以外の修正依頼を出されるので困る。
— シマエナガ (@simaenaga_web) May 14, 2022
それ、修正依頼じゃなく加筆。
当然のように修正箇所として扱わないでください。「構成のミスで申し訳ありませんが、対応してください」と丁寧にお願いするのが筋。#クラウドワークス #Webライター
こんな感じで乱暴な依頼は割と多いです。
そこで、案件契約時に修正依頼の回数を確認しておきましょう。
前もって修正依頼の確認をすることで、仕事の進行がスムーズになり、トラブルに巻き込まれづらくなります。
【トラブル予防】納品前に確認しておきたいこと3つ
納品前チェックは、記事の質向上とクライアント満足度につながる大切なステップです。
納品前にしておきたいこと
- 誤字脱字のチェック
- コピペ率のチェック
- AIが書いた文章と疑われないようにチェック
上記をすることで信頼性の高い文章を担保でき、プロフェッショナルな印象を持ってもらえますよ。
チェック結果を納品時に伝えると良いですね!
誤字脱字のチェック
誤字脱字が多いと、修正依頼が増えるだけでなく、Webライターの実力が疑われます。
誤字脱字をチェックする方法
- 音読する
- スマホで読む
- 紙に印刷して読む
- 時間を空けて読む
- 校正ツールを使う
校正ツールはEnnoがおすすめ。
Ennoでチェックできること
- 文字化け
- 誤字脱字
- 変換ミス など
無料で使えます!
とはいえ校正ツールは機械なので、完璧とはいえません。
最終的にはあなたが直接記事を読み、チェックしましょう。
コピペ率のチェック
コピペ率が高いと、契約解除や報酬の支払いを拒否されることがあります。
あなたがコピペを実際していなくても気をつけてください。
ネットには記事がたくさんあり、既存記事と似通ってしまうことがあります。
そこでおすすめのコピペチェックツールが CopyContentDetector(CCD)。
無料、回数制限なしです!
使い方は下記の記事で紹介しています。コピペチェック対策も書いてるので参考にしてくださいね。
-
Webライターなら知っておきたいコピペ知識と無料チェックツール
AIが書いた文章と疑われないようにチェック
ライティングAIツールの利用がNGな案件は多いです。
あらぬ疑いをかけられないようにチェックしましょう。
ツールはAI classifierがおすすめ。
▼手順1:「Try the classifier」をクリック
▼手順2:本文をコピペし、「Submit」をクリック
判定結果
- very unlikely → AIの可能性は低い
- unlikely → AIの可能性はほぼない
- unclear if it is → 判断つかない
- possibly → AIの可能性が少し高い
- likely → AIの可能性が高い
本記事はunlikelyでした!
【次の仕事につなげる】納品時に添えたいメッセージ2つ
納品時にしておきたいこと
- 評価の依頼をする
- フィードバックの依頼をする
それぞれ解説します。
評価の依頼
納品するときに、「クラウドソーシングで評価していただけると幸いです」と評価依頼をしましょう。
クライアントからの評価が積み重なれば、新規案件を獲得しやすくなります。
将来活用できるように、少しずつ貯めていきましょう。
フィードバックの依頼
フィードバックはあなたの文章に対する通知表のようなもの。
Webライティングを教科書で学ぶより何倍もの価値があります。
フィードバック依頼の例文
もしよろしければ、記事のフィードバックをいただけないでしょうか?
より◯◯様のお役に立てるように、今後の参考にしたいと考えております。
クライアントからのフィードバックを活かし、サービス改善とクライアント満足度の向上につなげましょう。
納品後は定期的なフォローアップで案件を獲得しやすい
定期的なフォローアップで、クライアントと良好な関係を築いていきましょう。
フォローアップ例
- 納品記事について、編集上何か不都合はありませんでしたか?
- 以前は大変お世話になりました。また案件がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
このようにフォローアップは、クライアントのニーズを把握したり、新しい案件を獲得できる場になります。
クライアント満足度もアップするので、ぜひ実践してみてくださいね。
まとめ:納品方法ひとつでWebライターの評価は変わる
記事の納品方法はとても簡単です。
納品方法
- Word→ファイルを添付
- Googleドキュメント→リンクをコピペ
- WordPress→プレビュー画面のURLをコピペ
とはいえ、納品だけしてクライアントとの関係がなくなるのはモッタイナイですね。
次の仕事につながる納品を心がけましょう。
評価を上げる納品方法
- 一言添える
- 参考サイトを記載する
- 納品するファイル名を分かりやすくする
- 「納期=修正依頼の完了時」と考え、納品する
納品時にしておきたいこと
- 評価の依頼をする
- フィードバックの依頼をする
これらのポイントを押さえれば、案件が絶えないWebライターになれるはず。
ほいじゃ٩( ᐛ )و